収益不動産情報を富裕層に提供・・・中央三井住宅販売(東京都中央区)瀧美知男社長
−−不動産仲介市場の活況で業績が好調です。
瀧 当社の強みは住宅部門です。平成17年度の上期は住宅部門の収益だけで前期比3割ほど増加しました。全体では今期の売上高は40億円に達する見込みです。これまでは30億円台だったが、50億円も見通せるところまできました。
−−法人部門の営業強化も必要では。
瀧 法人部門の収益はまだ5億円未満。母体の信託銀行などとの連携による強化が課題です。人材部門では採用体制を整備して人材育成に力を入れます。新卒採用を昨年再開し、10名ほど採りましたが、来年も同じくらい採用する予定です。また中途採用も積極的に行います。新卒はじっくり育て、中途は即実践で働いてもらい、全体の営業戦力を増強していきます。現在、従業員は290名ほどになりました。
−−投資用不動産事業にも力を入れ始めました。
瀧 昨年初めて収益不動産情報を一冊の小冊子にまとめ、首都圏エリアの顧客から隔月で順次配布しています。内容は一棟数千万円から5億円未満の物件が中心です。銀行ともタッグを組んで富裕層に対する投資不動産事業を拡大していきます。
−−仲介部門ではネットの役割が大きくなっています。
瀧 ネットからの集客、契約は課題のひとつ。社内にネット事業推進室を設けました。現在のネット経由の成約率は5%ほどですが、最低10%にはしたい。昨年から信託銀行系の不動産会社4社が協力し合い、相互のサイトで物件情報を公開するようにしました。
−−仲介の現場でマンション耐震偽装の影響は出ていますか。
瀧 業界全体では12月は少し落ち込んだようですが、当社ではほとんど影響はなかったようです。現場では所長クラスを集めた勉強会を実施。耐震設計などについて研究、情報収集しています。
−−店舗展開など今後の計画については。
瀧 現在27センターで、都心を中心に増やしたいと考えています。顧客満足度調査では顧客から一定の信頼を置いていただいていますので、今後も資産運用から資金調達まで不動産に関する総合的なコンサルティングを行っていきます。

