社長が入居者共済金を私的に流用・・・レオパレス21
アパート建設のレオパレス21(東京都中野区)は5月16日、入居者から共済金名目で集めた資金約48億6500万円を深山祐助社長が不動産取得などに私的流用していたと発表した。
同社は01年ごろ「入居者共済会」の設立準備を始め、01年1月〜04年3月に、入居者から共済金として84億円を集めた。深山社長の指示で、会社の経理とは別に管理していた。
深山社長はこのうち、不動産取得に計17億円を自ら借り入れたほか、知人に2億円を貸し、別の知人が経営する会社にも29億6500万円を貸し付けた。知人への2億円の貸し付け以外はすべて返済されたという。
これに伴い同社は、返却分も含め徴収した手数料を売上高に計上し、01年3月期から05年9月中間期までの連結・単体の決算を訂正した。また今月16日に予定していた06年3月期決算発表を31日に延期すると発表した。
同社の共済会は、無認可共済制度が社会問題化したために設立を断念。今年2月に共済会の口座を調査したところ、社長の私的流用が分かった。
また同社広報によると「共済会の目的とは異なる当社社長への貸付や、当社取引先への貸付が行われるなど、不適切な行為が認められたことは確か。しかし、これらの貸付については、当社に帰属する資金であった」と社長の私的流用については否定している。(5月22日号)

