相次ぐREIT上場方針・・・大和ハウス工業/東海東京証券
大和ハウス工業は不動産投資信託(REIT)事業の運用会社「大和ハウス・リート・マネジメント」を6月2日付で設立した。
現在、REIT市場に共同出資の形で投資法人を上場しているが、単独でも取り組むことで不動産開発と売却のペースを加速させる。REIT市場への上場は 07年10〜12月を予定。上場時の資産規模は1000億円で、その後は年500億円のペースで規模を拡大する。
「投資対象は大和ハウス工業が手掛ける賃貸マンションや商業施設、物流施設などを検討しています」(大和ハウス工業・広報)
運用会社の社長には香曽我部武大和ハウス工業上席執行役員大和リート準備室長が就任する予定。金融庁から運用会社の認可を取得後、REIT市場に上場する大和ハウス・リート投資法人を設立する。
機関投資家が出資しやすいよう、年度末の3月より前倒しで上場する意向。しかし、07年末に上場した場合、同社が開発する不動産だけでは上場資産に150億〜200億円ほど未達となる。
東海東京証券(愛知県名古屋市)も、東海地区に投資先を特化したREITの運用法人を上場させる方針だ。運用している不動産ファンドが名古屋市内のオフィスビルを中心に資産規模を増やしており、3年以内の上場を目標にしている。
地価の値上がりと市場金利の上昇を受け、首都圏では不動産投信物件の利回りが低下してきたが、名古屋地区では収益性と開発余地が見込めると判断、投資家への売買手数料収入も新たな収益源にする。
東海東京証券は5年前、不動産の証券化ビジネスに参入。昨年にはファンドを立ち上げ、不動産金融子会社「東海東京ファイナンス&リアルエステート」による運用で名古屋のオフィスビルに投資している。
ファンドの資産規模は3月末で約100億円。着工前の物件を証券化し、事業資金を調達する開発型手法に力を入れている。上場に向けて少なくとも300億円程度に資産規模を増やす方針。
「現在、投資を行っているのはオフィスビルのみですが、今後は賃貸マンションやホテルなどを組み入れていきたいと考えています」(東海東京ファイナンス&リアルエステート広報)(5月29日号)

