浴室乾燥機からの発火事故が過去5年で24件発生
浴室に使われている電気式の浴室換気・乾燥・暖房機で、電線接続部から発火する事故が、01年1月から今年6月までの5年半で24件起きていることが6月30日、分かった。
三菱電機などメーカーが経済産業省に報告した。不適切な電気工事を行った場合に発火する可能性があり、同省は約4万7000社を抱える施工業者の組合に早急な点検と改修を要請した。
また利用者に対し、メーカーに点検を依頼し、安全が確認されるまで使用を控えるよう注意喚起している。
対象となる製品は、機器本体の電源電線が複数の銅線を束ねた「より線」形式のもの。三菱電機、東陶機器、松下エコシステムズ、マックスの4社が製造し、INAX製やヤマハリビングテック製などのユニットバスに設置されている。82年からこれまでに約36万台が出荷されたという。
発火した24件のうち22件は、本体の電源電線と、屋内電線同士を手でねじって接続させた状態だった。このため接続部から発熱し、付着したごみなどに火がついたとみられる。通常こうした接続部分は、専用の器具を用いて発熱や発火を防ぐ措置がとられるが、その対策が不十分だった可能性があるという。
「弊社の製品で発火事故が起こったという報告はありません。今回の事故は製品本体というよりも施工時の問題ですが、弊社としても窓口を設けて、施工時の住宅メーカーや工務店に問い合わせるよう対応しています」(マックス広報部・近藤氏)
賃貸住宅オーナーにとっても差別化となる浴室乾燥機が危険をもたらすというのはただならぬこと。まずは施工した工務店や住宅メーカーに点検を依頼することが必要だ。
また、今後施工会社に対して手抜き工事がないように注意を促すことが再発防止の自助努力として求められる。(7月10日号)

