社長報酬年間2億5000万円に・・・エイブル
――このほど社長以下、取締役の報酬体系を大幅に見直しましたね。
平田竜史社長 社長の報酬を従来比10倍程度引き上げ年間2億5200万円としました。同時に役員、部長、店長クラスの報酬も引き上げていきます。
――見直しの狙いは。
平田 優秀な人材の流出を防ぐことが最大の狙いです。昨年来の大量出店をベースにした成長・拡大戦略を成功させるためには、優秀な中堅幹部の確保が不可欠です。近年、当社に限らず優秀な中堅幹部が独立し、開業するという事例が多く発生しており、一部では家主との人的つながりを失う状況を引き起こしています。新たな報酬体系では、業界他社はもちろんのこと、独立開業をした場合に比べて遜色のない水準を実現することを目指しています。具体的には、任期として想定される一定年数の間に支払われる役員報酬が、中堅幹部の最上位職を10年程度勤めた場合の報酬を上回るように設定しました。
――店長クラスの報酬も変わっていきますか。
平田 一般社員から店長、部長へと昇進することで報酬を変えていきます。2009年までには店長の半数以上が年収1000万円以上となるようにします。部長の場合、対象者は年収2000万円以上です。部長で来月から、店長で来年4月から、厳密な査定のもと新たな報酬を取り入れていきます。
――業界に対して大きなインパクトを与えています。
平田 賃貸仲介最大手としての自負もあり、業界のレベルアップや仕事に対してもっと夢を持ってもらいたいと考えています。
――人件費が増えることによる影響は。
平田 3カ年の中期計画で掲げたグループ売上高550億円、経常利益100億円に変更はありません。今回の新報酬制度の導入とともに、従来の役員退職慰労金や役員社宅制度を廃止します。報酬決定に際し、取締役、社外監査役および外部専門家で構成する報酬検討委員会を設置します。(9月11日号)

