老朽化した社宅を買い取り一般マンションとして再生・・・ミラクルスリーコーポレーション
老朽化集合住宅の再生を手掛けるミラクルスリーコーポレーション(大阪府吹田市)は、築35年、5階建て、総戸数30戸の老朽化物件を滋賀県長浜市で取得し、昨年12月、再生に着手した。この物件はあるメーカーが社宅として持っていたもの。それを同社が1億3000万円で購入した。
今回採用したミラクルステア―ズ工法は、屋内階段しかない物件に、屋外階段とエレベーターを敷設するというもの。既存階段は改修工事の際に利用し、改修工事終了後も勝手口階段として利用する。
改修工事の終了は今年3月を予定。その後は、賃貸マンションとして運営するとともに、既存共同住宅団地の再生提案モデル棟として見学を受け入れる体制を整える。既に関西の官公庁を中心に、見学の申し出があるという。
今回の再生工法は主としてバリアフリー化を目指すもの。同社は「今回の長浜物件には、居住者はいませんが、ほかの古い団地には高齢者が居住しているケースも多く、バリアフリー化のニーズは高いと思います」と述べる。また「国交省の発表によれば、このような団地は全国で293万戸ある。それだけ需要が見込める分野だと考えている」と続ける。
さらに、コミュニティースペース確保のために、屋上に菜園を設けて緑化も施す計画だ。こちらは入居者に対して有料でリースし、リース費を共益費に当てる予定。(1月8日号)

