等価交換スキームを用いた病院一体型マンション開発・・・豊田通商
総合商社の豊田通商(愛知県名古屋市)は、等価交換方式を用いた総合病院一体型マンションの開発に着手した。第一号案件となる東京都八王子市の物件は分譲だが、同社では今後同様のスキームを用いた賃貸マンションの開発も手がけていく考えだ。
今回開発に着手した「メディカル・マンション」は、一般病床119床・介護療養病床74床を有する民間病院を等価交換方式を用いて資金負担なしで建て替え、従来の建物での余剰分容積を消化する形で上層部に104戸のファミリー向けマンションを建設するもの。マンションには、介護または医療分野の資格を保有する管理人を24時間体制で常駐させる他、入居者は住戸内端末を通じて各科の診療申し込みが行える、訪問看護や訪問診療が受けられる、などの医療サービスを提供していく。
「建て替えを行いたいが、資金的に困難という病院側のニーズに応じると同時に、マンション部分は『医療サービスの充実』という付加価値をつけることができますので、周辺の物件に比べて高い販売価格・賃料設定を行うことが可能になります」(豊田通商都市開発部 都京都市開発グループ田坂寛グループリーダー)
このスキームを用いての建て替えが可能な病院は50床以上が目安。同社では東京都下及び神奈川での展開を検討しており、3年後には1000戸体制での供給を目指す。(1月8日号)

