三菱地所から住宅2棟改修・・・アスコット・レジデンス・トラスト
不動産投資信託(REIT)のアスコット・レジデンス・トラスト(シンガポール)は1月24日、三菱地所から東京・港区の中長期滞在型賃貸住宅(サービスアパート)2棟を買収すると発表した。計71億円で買い取る。今回の取得により、日本での保有資産は6倍以上の1億4、000万Sドル(約110億円)に増える。今後も日本での投資拡大を狙う。
「サマセット麻布イースト」は三菱地所が所有、アスコットが運営していた。ARTは土地・建物を57億円で取得する。
同物件では、物件を保有する特定目的会社(SPC)の株式60%を三菱地所から14億円で買い取り、完全子会社化する。ARTは昨年9月、親会社であるアスコット・グループからSPCの株式40%を取得していた。三菱地所は売却により、営業利益約30億円の計上を見込む。
ベトナム・ホーチミンでは、「サマセット・チャンセラー・コート」への出資比率を26・8%から67%へ引き上げる。親会社のアスコットから株式を1、810万米ドルで取得する。残る33%は現地企業が保有している。
今回の買収で、ARTの保有資産額は12億Sドルに拡大する。国別では、このうち12%を日本が占める。ARTの運営会社会長のリム・チーパオ氏は、「アスコット・グループと三菱地所は長年にわたり良好な関係にある。今後も三菱地所とともに、成長市場である日本で投資機会を探りたい」とコメントした。(2月5日号)

