売主別中古物件騰落ランキング発表・・・アトラクターズ・ラボ
不動産マーケティングのアトラクターズ・ラボ(東京都千代田区)は、2月16日中古マンション価格の騰落率を売り主別に集計したランキングを発表した。不動産ファンドや個人投資家の出口戦略を考える上でも参考になる資料と注目を集めている。
これは、2006年に売り出された中古募集住戸と2000年以降に分譲された新築時の当該住戸価格を突き合わせて、新築時からの騰落率を算出し、売主別に集計したもので、40以上のサンプルが得られたデベロッパー38社が対象となっている。
それによると、ランキング1位はプロパスト(東京都港区)で中古価格が新築時価格を15・4%上回っている。
2位以下は住友不動産や東急不動産、三菱地所、三井不動産などといったブランド力のある大企業が名を連ねている。この理由について、アトラクターズ・ラボでは「プロバストは手頃な価格帯ながらもデザイン性の優れた物件が中古市場においても高く評価されている」と述べている。
上位の売主はブランド力のある企業群か、相場よりも割安な立地戦略を取る企業群かの2つに大別されるが、プロパストは、この両者を組み合わせたことが強みであるといえそうだ。
第9位の野村不動産までが中古価格が新築価格を上回っており、38社の平均騰落率はマイナス4%となっている。
全サンプルの平均築年数は3・7%で、これについてアトラクターズ・ラボでは「2006年に本格化した価格上昇の傾向が反映された結果、下落幅が抑えられている。都心立地を中心に分譲価格の高騰が進んでいることを背景に坪単価が高い立地の物件が資産が保たれやすいといえる」と分析している。
なお、投資用マンションを開発するデベロッパーでは、菱和ライフクリエイトが27位(マイナス8・5%)、トーシンが38位(マイナス17・2%)となっている。(3月5日号)

