高収益物件作りの企画コンサル会社設立・・・さとうべネック
土木建築・不動産業を手がけるさとうベネック(大分県大分市)は7月3日、賃貸住宅の企画・提案を行うコンサルティング会社、ビーボイス(東京都千代田区)を設立した。主な事業は、同社が得意とする入居者ニーズの分析と人気物件の作り方に関するノウハウの提供。既に賃貸マンション建設を計画するデベロッパーや管理会社など数社からオファーが来ているという。
さとうべネックは5年前から、年齢や性別で分類した潜在的入居者を集め「私が住みたい家」に関して議論する「マーケティング会議」を実施。消費者による生の意見を物件作りに生かす取り組みが評価されている。これまでに新築とリノベーション物件、合計約400戸で周辺相場の1割増賃料を実現している。
例えば「IH Story 南長崎」では、20〜30代の女性を集めた「シングル・ディンクス会議」で出た「ロフトはいいが、はしごで上がるのは面倒」との意見を活用。ロフトにつながる階段を設置した。それが入居者に好評で、通常は不人気になりがちな1階の物件(改築済)が同じ広さの2階の物件(改築せず)より賃料が高くなる逆転現象が生まれた。
ビーボイスの清水勝社長は、「『若い人は広い間取りが好き』など漠然としたイメージはあっても、具体的にどのような若者にどのような住宅を作ればいいか分からない企業に提案ができます」と意欲を見せる。(8月6日号)

