アドホックの譲渡を発表・・・グッドウィル・グループ
人材派遣企業のグッドウィル・グループ(東京都港区・以下GWG)は、グループ会社でペットケアマンション事業などを展開するアドホック(同)を外部へ譲渡する意向を固めた。
GWGは、昨年6月、子会社で介護事業を展開するコムスン(同)が、介護報酬の不正請求により厚生労働省から処分を受けたことから介護事業からの全面撤退を余儀なくされた。コムスンの事業はニチイ学館(東京都千代田区)やジャパンケアサービス(東京都豊島区)、セントケア・ホールディング(東京都中央区)などに分割譲渡されるなど、経営面で厳しい状況が続いていた。さらに、子会社のグッドウィルが法令で禁止されている港湾作業員の派遣を行ったとして業務停止処分を受けることが予想されている。
これら一連の不祥事を受けGWG創業者である折口雅博代表取締役会長兼CEOが昨年12月31日付で代表権を返上している。また同月25日には通期業績予想の修正を行ったが、売上高は前回発表予想より800億円の下方修正となる5700億円、経営利益は170億円減の90億円の赤字と業績の悪化は深刻な状況だ。
こうした中、GWGでは経営の選択と集中を進めており、アドホックの譲渡もその一環として行われるもの。アドホックはコムスンが2004年6月に買収しており、現在もコムスンが100%株式を保有している。平成19年6月期の売上高は3億9700万円、経常利益は前期4400万円の赤字から1400万円の黒字に転じており、業績は好調だ。譲渡先については未定だが、一部では大手企業グループの名前などが取りざたされている。
なお、GWGは、アドホックのほかに、医療・介護派遣のプレミアム・メディカルケアや、施工管理者派遣の日構シーエスエスなど合計5社1事業を譲渡する意向だ。(1月14日号)

