高齢者住宅事業に参入・・・東急電鉄
東京急行電鉄(東京都渋谷区)はシニア住宅事業に参入する。5月28日に100%子会社の東急ウェルネス(同)を設立、2年後の第1号施設開設を目指す。
東急グループの地盤である東京南西部、神奈川北東部エリアは田園調布や青葉台、あざみ野などといった高級住宅地が多く、富裕層を主な入居対象とする有料老人ホームや高齢者専用賃貸住宅が数多く運営されている。東急グループでも、東急不動産(東京都渋谷区)が子会社のイーライフデザインを通じて高齢者住宅の運営を手がけている。
今回、東急電鉄は、今後東急沿線でのシニア層の人口が増加していくという予測を受け、これまで培ってきた良質な住まいづくりのノウハウを元に、シニア向けに住宅の供給を行うことになったもの。
第1号施設は、東急大井町線および目黒線大岡山駅前にある旧東急病院跡地約1万平米を活用し建設される。延床面積は約2万平米。居室数は160戸を予定している。共用部分にはダイニングや健康管理室、リハビリ室、大浴場などを備えて入居者に対してさまざまなサービスを提供する予定だ。
今後は東急沿線を中心として2014年度までに5施設以上の開設を目指す計画だ。グループの東急ホテルズと連携した質の高い食事サービスの提供などで先行事業者との差別化を図っていくという。
なお、大手鉄道会社では、JR東日本・JR九州や京阪電鉄、西日本鉄道などが高齢者住宅の運営を子会社、孫会社などを通じて行っている。(6月2日号)

