今秋にもJ-REIT市場へ参入 ビル・住宅取得しファンド組成・・・トーセイ
ビル・マンションの開発や不動産管理、不動産流動化事業などを手掛けるトーセイ(東京都港区)は今年秋をめどに不動産ファンドを上場させ、J―REIT市場へ参入することを発表した。
同社では2003年に不動産ファンドを組成しファンド事業へと参入。2005年9月28日には100%出資でREIT運営のための資産運用会社トーセイ・リート・アドバイザーズを設立した。2007年4月19日に、このトーセイ・リート・アドバイザーズが金融庁より投資法に基づく投資信託委託業者としての認可を取得したことを受け、J―REITへの参入に向け本格的に動き出すことになったものだ。今後ファンドを組成し、遅くとも今年11月末までをめどに東京証券取引所へと上場させる計画だ。
ファンドはオフィスビル7割、レジデンス3割の比率で運用する予定。また、将来的には他用途の物件取得も視野に入れていく。
投資エリアについては都心9区で全体の7〜8割程度となる見込み。地方展開も検討する。
取得する物件については、現在トーセイが保有するものがメインとなるが、ほかに同社が運営中の私募ファンドや外部物件の取得も行い、上場時の資産規模400億円を目指す。早急に資産規模を1000億円にするのが目標だ。
トーセイは1950年にユーカリ興業として設立。「THEパームス」シリーズの分譲マンションや「パームスコート」の名称で戸建て分譲などを展開。1996年に社名を「東誠不動産」に、さらに昨年10月に「トーセイ」に変更。また2004年12月にジャスダックに、2006年11月に東証二部に株式を上場している。
J―REITは、今年4月23日現在で41銘柄が上場。オフィスビルと住宅に投資する複合型としては、ケン・コーポレーションが主体のプレミア投資法人がある。また、デベロッパーが主体の総合型銘柄としては、森トラスト総合リート投資法人や森ヒルズリート投資法人らがあり、直接的なライバルとなりそうだ。(4月30日号)

