海の近くで暮らす
海に囲まれた国のせいでしょうか、海が嫌いという人は少ないのでは。ただ、ぼおっと眺めたり、浜辺を歩いているだけでも、どこか疲れが癒される気がしますし、朝日も夕日も違った表情を見せてくれます。そうそう、海辺に住んでいれば、嵐の翌日の荒々しい砂浜の風情など、他の人の知らない風景も楽しめます。
もちろん、サーフィンやボディボード、ダイビングといったマリンスポーツが好きなら、海のそばの暮らしはたまらないはず。どうしても毎日海に入りたいからと、都心勤務ながら、千葉や三浦に引っ越した人の話もずいぶん、聞きました。海辺の近くだと、サーフボード置き場や足洗い場などの付いた物件もありますから、海三昧の毎日にはぴったり。朝起きて、海の表情を見ることから1日が始まる暮らしというわけです。
上手でも、下手でもそれなりに楽しいのが釣り。首都圏近郊でも、砂浜や堤防からちょっと投げるだけで、意外に釣れるもの。初心者でも砂浜でキスやカレイ、堤防でアジやイワシ、ハゼあたりは楽勝だそうで、海辺ではクーラーボックスを積んだ自転車で海へ向かう親子連れをよく見かけます。
釣れなかったら、近くの魚屋さんや市場へ行けば、地元で連れたぴちぴち鮮魚が買えるのも海辺ならでは。週末なら、あちこちで朝市をやっているので、そこで材料を仕込んで、海辺でバーベキューという手もあります。都心の魚屋さんより、鮮度はもちろん、種類も豊富で何よりお手ごろ価格。ただし、海辺で取れたての魚を食べるようになったため、都心の飲食店の魚が食べられなくなる人もいるそうなので、ご注意を。
ところで、首都圏で海の近くといえば、神奈川、東京、千葉の3エリア。一番、選択肢が広いのは神奈川で、湘南、三浦半島など。砂浜あり、岩場ありと海の表情もいろいろで、かつマンションあり、アパートあり、一戸建てありと物件もいろいろ。時間をかけて探すと、おもしろい物件に巡り合うこともあります。
東京の湾岸エリアは海近といっても、釣りよりは眺望を楽しむ場。千葉も東京に近い浦安や稲毛あたりまでは人工の海浜公園が続きますが、それ以遠、あるいは外房まで行けば、思いっきり自然が満喫できます。
選ぶ場所によって海との距離は多少違うものの、海を渡る風の気持ち良さはどこも同じ。仕事の疲れを一気に吹き飛ばしてくれるはずです。

