金沢区
金沢区(かなざわく)は、横浜市を構成する18区のうちのひとつである。一説に、鎌倉に幕府が開かれた際に、刀鍛冶が集まったことからこの名がついたと言われている。鎌倉幕府の影響として、称名寺や金沢文庫などの史跡も多く残っている。
地理
横浜市の最南端に位置し、横須賀市、逗子市、鎌倉市、磯子区、栄区に接する。海岸線を埋め立てた金沢工業地帯と同時に造成された人工海岸「海の公園」をはじめ、横浜・八景島シーパラダイスや横浜ベイサイドマリーナなど、マリンスポーツを楽しむことの出来る複合施設も最近は賑わっている。
横浜市唯一の自然海浜(野島海岸)と、市内最高峰(大丸山)を有する。
歴史
もと武蔵国倉城郡(後の久良岐郡)六浦庄内金沢村(昔はカネサワ)と呼ばれた。鎌倉時代には鎌倉に隣接する港町として栄え、北条氏により鎌倉市との境に国指定史跡として残る朝比奈切通しや、称名寺、金沢文庫が造られた。
江戸時代に入ると、1722年に米倉忠仰が下野国皆川から陣屋を金沢に移し、六浦藩が成立する(横浜市域では唯一の大名)。米倉氏は元来武田氏家臣であったが滅亡後家康に仕え、5代将軍綱吉の時諸侯に列した。その後米倉家は8代続き、1871年、明治政府の廃藩置県により8代藩主米倉昌言は六浦県知事となる。現在は陣屋跡に当主一家が住まう。なお、米倉家菩提寺は秦野市の蔵林寺にある。
1887年(明治20年)には、伊藤博文らにより現・金沢区洲崎町の料亭東屋で大日本帝国憲法の草案が起草された。作業の途中、盗人に草案の入った鞄が盗まれた話は有名である。
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