中区 (横浜市)
中区(なかく)は、横浜市を構成する18区のうちのひとつである。
区勢
神奈川県庁や横浜市庁、横浜地方裁判所、神奈川県警察本部が存在し、神奈川県と横浜市の行政機関が集中している中心的な区である。金融機関や企業の支店なども多い。近年は都心回帰や、みなとみらい線開通の影響によりマンションが増えたため、人口は増加傾向にある。
なお下記に記された通り歴史的に国際色豊かで、区人口における外国人登録人口の割合は、10.1%であり、全国値の1.57%と比べ高い。横浜市の中区が占める割合は20.5%である。また、中華街を擁するため中国籍の割合が45.0%と最も高い。横浜市全体の35.5%、全国値の25.8%の割合と比べると高いことが分る。次いで韓国・朝鮮籍の割合が20.0%だが、横浜市の22.6%、全国値29.8%と比べると低い。(統計は、横浜市:2006年9月[1]、法務局:2005年[2])
地理
北部の平地には港側からビジネス街、繁華街、そして住宅街が主体になっている。中南部は内陸側が高台で「山手町」を中心としたいわゆる「山手」と呼ばれる地区は昔からの住宅地である。海岸側は全て埋め立てられて自然海岸は無く、北は新港・山下公園などの観光地で、南は埠頭・製油所などの重化学工業地帯で、横浜港の中心となっている。
川は北部を大岡川と分流である中村川が横断しており、一時期タマちゃんが現れ話題になったことがある。交通は区内の中央をJR根岸線が縦断し、国道や首都高速は北部を縦横断して中南部は海岸沿いを通っている。
歴史
戦前は絹の貿易で栄え、バルモン商会やシーベル・ブレンワルト商会など、多くの外国商社が軒を連ねていた。本町通りの一本南側にある「シルク通り」は、その名残である。インド人商人なども多かったが、現在は大半が他都市に移動するか帰国している。また英国総領事館やフランス領事館も中区に置かれていた。
航空機が移動手段の主流になる以前は、貨客船などで海外に出る移民の多くがこの地を訪れており、移民乗船の斡旋と宿泊業を行う外航旅館(移民宿)が多かった。また、山手にはかつてイギリス軍やフランス軍が駐屯していた。「フランス山」などの地名はその名残である。フランス山は、戦後しばらく仏領で、その後横浜市が買い戻した。
第二次世界大戦後は区内の大半がアメリカ軍に接収され、復興に大きな支障を来した。1970年代から1980年代にかけて主な接収は解除となったが、現在も根岸森林公園に隣接する区南西部には南区、磯子区にまたがる根岸住宅地区が存在する。また、YC&ACなどの外国人向けのスポーツクラブやインターナショナルスクールがある。
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