江東区
江東区(こうとうく)は、東京都の特別区のひとつ。 旧深川区・城東区、及び埋立地から成る。
概況
東京都の東部、隅田川と荒川に挟まれた位置にあり、東京湾に面し、東京都中央区、港区、品川区、大田区、墨田区、江戸川区に接する。
江戸時代に埋め立てが始められた地域であり、江戸の東端にあたり、深川地区(旧深川区)には富岡八幡宮をはじめ寺社仏閣が数多くある。区内陸部は古くから住宅地および工業地域として、また錦糸町駅南側は遊興地域として発展してきた。また、区周辺部、特に臨海副都心や南砂地区等は大規模マンションや医療・福祉施設の建設が相次いでいる。近年はマンション建設が相次ぎ人口が増加しているが、区による少子化に伴った小学校の統廃合が行われた後の人口増加のため、統廃合が行われた小学校では生徒の受け入れが困難な状況である。同様に、保育園も不足する事態に陥り、待機児童が増加している。
区の西部(東京市深川区に相当する地域)は関東大震災および東京大空襲などを経て区画整理がされている。
「えとうく」と誤読されることがあるが正しくは「こうとうく」である。区のホームページにもふりがなが振ってある。
区名の由来
「江東」の区名は、隅田川の東に位置するという地理的な意味から、辰巳区、東区、永代区などの候補の中から選ばれた。
1947年2月21日城東区会で、2月25日に深川区会で議決された。江東区の「江」は深川、「東」は城東の意味も含んでいる。
しかし、江東の地名はこの時初めて使われたものではない。すでに古くは江戸時代から使用されており、当時の江東という地域は、本所地区または深川地区を指す意味と、広く隅田川の東部を指す意味があった。
地勢
かつて地下水の汲み上げにより地盤沈下したことで、区の大部分がゼロメートル地帯となっている。また、運河と橋が多く、区では“水彩都市”と呼んでいる。道路と水路が連なって作られており、住宅地の側を船が行き交うことも多い。 区内には東京都から副都心に指定されている臨海副都心と錦糸町・亀戸副都心があり、二つの副都心を包括している。このこともあり、区内には観光客や会社員も多くやって来る。 臨海副都心は品川区・港区にも跨っているが、実際には江東区が大部分を占めており、臨海副都心部は近年急速に開発が進められた新興開発地域となっており、街の景観は非常に近代的。 錦糸町・亀戸副都心のほうは、昔からあった大繁華街で、古くから下町として栄えた。1990年代後半から、東京の新スポットとしても急速に開けており、下町情緒と近代的な再開発地域の同居する街並へと変貌した。 臨海副都心部には埋立地が多く、ゴミ埋立て「東京ゴミ戦争」で有名な夢の島や青海、有明などは観光地区としても賑わっている。 また、臨海部にある湾岸地域は港区、江戸川区と海岸線を連ねて繋がっており、台場や東京ディズニーリゾートへの交通の便が良い。
面積は39.48km²だが、この数字には大田区と係争中の中央防波堤地区は含んでいない。
自然環境
区の臨海方面にあるかつてのゴミ埋立地である夢の島一帯は大規模な公園が作られ、市街開発にあたって並木や草木が大量に植えられ、東京23区内とは思えないほどの緑の多い地域となっている。また、大島から木場にかけて再開発で市街整備され大型公園や歩道の増強により、緑地環境が増やされた。一方で、錦糸町・亀戸副都心には大規模な公園が無いので、緑地地域が減少傾向にある。また臨海副都心方面はオフィス街が連なっており、緑地地域は少ない。しかし南砂や大島、深川等の下町や住宅街には緑地地域が整備されマンション内や商店街にいくつかの公園が点在し、イチョウや柳などの樹木も多く植えられている。
祭り
深川八幡祭り…富岡八幡宮の例祭で8月中旬に行われ、三年に一度だけ本祭りが行われる。本祭りは、永代通りを起点とし、大門通り、清澄通り、清洲橋、箱崎、永代橋、永代通りを経て八幡宮を終点とする、江東区、中央区にまたがる約8kmのコースを(午後の出発地点である永代橋前からは囃子・木遣・手古舞・宮司など先頭に)54基もの神輿が9時間にわたって練り歩く。別名「水掛祭り」とも称され、沿道からバケツやホース、あるいは消防の放水を浴びせられる。山王祭・神田祭ともに「江戸三大祭」の一つである。掛け声は昔ながらの伝統の「ワッショイ」に統一され、「コリャサ」、「ドッコイ」、「ホイサ」などの合いの手も入るが、浅草祭などで流行っている「ソイヤ」「セイヤ」などの掛け声は一切禁止されている。※2005年が本祭りであった。次回は2008 年である。
鷽替神事…毎年1月24日・25日に亀戸天神社で行われる。前年の鷽を新しいものに取り替えることで、福を呼び込むものとされている。毎年朝早くから長い行列が出来る。縁起物である木彫りの鷽(ウソ)が授与される。「去年の悪(あ)しきはうそ(鷽)となり、まことの吉にとり(鳥)替えん」との言い伝えによる。木彫りの鷽は、高さ5〜22cmくらい、白木の円柱に上部3分の1位が荒削りされ、頭部と腹部となり、背後は削り掛けの手法で尾羽が切り込まれる。彩色は頭が黒、胸は朱、背の羽は緑と黒である。
藤祭り…4月下旬〜5月上旬に掛けて亀戸天神社で行われる。敷地内の藤棚が一斉に開花し、神社中が一面藤色に染まる。江戸時代から亀戸の藤と呼ばれた藤の名所であり、亀戸以外からも観光客が訪れる。同時に学業講祭も行われ、学業祈願の祈願者も多く訪れる。
江東区民まつり中央まつり…毎年10月中旬に都立木場公園で行われる。
江東区民まつり夏まつり…毎年8月下旬に都立亀戸中央公園で行われ、打ち上げ花火なども行われる。
江東区民まつり大島地区大会…毎年9月中旬に行われる。
江東区民まつり砂町地区まつり…毎年10月上旬に行われる。
江東花火大会…毎年8月の上旬に行われる。
赤旗まつり…日本共産党が主催する一般向けの催事。
コミックマーケット…毎年、夏と冬の2回。東京ビッグサイトにて行われる同人誌即売会。オタクの間ではビッグサイト=『聖地』として崇拝されている。
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