宅配ロッカー

宅配ロッカーは、1990年代より宅配便と通信販売が発達した日本で見られるようになったシステムで、これらは部外者は入り口エントランスまでしか入れない分譲マンション(集合住宅)などに設置が見られるが、一般家庭用のものも登場している。

旧来の家庭では誰かしか家にいることが多く、たとえ小包が届けられても、その誰かが受け取ることができた。しかし核家族化やDINKSなど、日中には不在となりがちな家庭では、家庭向けの荷物を受け取ることができない。集合住宅で終日管理人が常駐している場合には、この管理人が代わりに受け取って帰宅した住人に手渡すことも可能だが、高層マンションともなると住人の数が増えて、それらのやり取りが煩雑になったり、あるいは管理業務との兼ね合いが難しい・管理人を常駐させておくことができないなどの問題も発生する。

こういった事情により、従来は郵便物を受け取るために設置されていたピジョンボックスを大型化したり、あるいは電子的な認証機構を備え、所定の部屋の住人向けの荷物は空いているボックスに荷物を入れると施錠され、何らかの認証手段で取り出すことができるようになるというもの。集合住宅向けでは部屋番号を入力するだけのタイプのものと、住民用のキーカードと併用するものがみられ、預け入れに際しては伝票を発行するタイプが主流。預入れと所定ボックスの施錠の際には、宅配伝票に受け取りのはんこを押す機能を供えた製品も見られる。

またこの宅配ポストを逆方向に利用して、宅配業者に預ける発送荷物をポストに預けて業者に連絡、同ポストから業者が荷物を受け取って通常どおりに宅配するというもので、集荷と発送の代金はインターネット経由での電子決済で支払いを済ませられるサービスも登場している。

ただ、宅配ポストの存在を知らない配達人の場合は、折角の宅配ポストに気付いてもらえずに不在者票を投函されるといった行き違いも、ままあるようだ。

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